年間損益比率20倍|オーストラリア・ケアンズ在住のFXトレーダー

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2022年4月度のトレード成績  《損切り=経費》という考え方

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2022年4月度の成績

8勝 7敗 勝率 53.3% 合計 +1,414.0pips
(全通貨ペアを200.00Lotsに固定して取引)
平均利益幅 +182.2pips
平均損切幅 -6.2pips
損益比率 29.2:1

第1週

第2週

第3週

第4週

第5週

合計

通貨ペア別

曜日別

週別

2022年の年間成績

34勝 34敗 勝率 50.0% 合計 +8,748.2pips
平均利益幅 +265.4pips
平均損切幅 -8.1pips
損益比率 32.8:1

Total Pips

Currency Pair

Date

Week

Winning Percentage & Risk Reward Ratio

Winning Percentage & Risk Reward Ratio inc. BY

コメント

タネ銭100万ドル(1億円)っていう額は、FXトレーダーとしての登竜門とも言えるラインだと思う。タネ銭が100万ドル(1億円)に達すれば、FXトレーダーとしての自分に自信が出るだろうし、もちろんそこに近いレベルであれば、節税のために個人トレーダーを卒業して法人化しているはずだ。

はっきり言おう。億越えトレーダーとか億り人とか、メディアで持て囃されるような軽いキーワードではなく、タネが100万ドル(1億円)を超えたらアナタにもが出る。話し方や交友関係、または食事に行くレストラン、住む家、乗る車。すべてが変わる。

6畳一間の古い部屋から始まった俺のFXトレーダー人生。あの頃と今は全く違う人生になった。心の底からFXをやって良かったと思ってる。自由な人生を手に入れることができた。これは毎日仕事をせず遊んで暮らしているという意味ではなく、誰からも指示されることなく、毎日のスケジュールを全て自分で決めて仕事もプライベートも全力で楽しんでいるという意味だ。全てを自分で選択する自由があるっていうことだ。生きるための金、つまりMoneyとしての金が欲しい訳ではなく、口座残高は俺が生きた証を数値化したもの、という感覚になってきた。

だから、俺が教えたトレーダーの一人でも多くに、全てにおいて自分自身が決める選択の自由がある人生を味わって欲しいと思う。

至極アタリマエのことだが、ある程度は相場で勝てるようになり、取引数量を上げればワンショット当たりの損失額はデカくなる。その代わり、ワンショット当たりの利益額もデカくなる。それを頭では分かっていても、取引数量を上げれば上げるほど、チャンスに対して飛び込めなくなることがある。

これは、利益を得ることよりも損失を全面回避することを最優先とする『プロスペクト理論』という人間の本能が原因だ。しかし、損失を全面回避しようとすればするほど機会損失が発生し、トータル収支が悪化する。FXっていうものは、超厳格な損切りルールがあれば、損切りを潔く受け入れたほうが結果は好転する。ある程度は勝率を犠牲にし、高い損益比率への改善を目指したほうが収益性は伸びる。

そのためには、損切りに対する考え方を改める必要がある。

そこで質問しよう。

《損切りは悪なのか?》

《損切りは失敗なのか?》

俺の答えはこうだ。

《損切りは悪でも失敗でもない、勝つ為に必要な単なる経費だ》

俺が思う相場におけるとか失敗っていうのは、《機会損失》だ。だからもう少し、損切に対して寛容になったほうがいい。

例えば、F1レーサーはアクセルだけでなく、コーナー手前ではスピードを落とすためにブレーキを踏むだろ?ブレーキを踏まないとクラッシュを起こし、レースで勝てないからだ。つまり勝つ為にブレーキを踏んでいる。FXの含み損を切らなかったらドン底まで種銭が消えてゆく。だから損切りが必要なワケ。間違ったエントリーをしたらサッサと切らなきゃならない。F1のブレーキとFXの損切りの関係は似てるよな。

また飲食店の経営と例えてみよう。お客さんに料理を出す為に食材を仕入れるよね。また電気代・水道代・ガス代は絶対に避けられない。もし一人親方だとして厨房には自分一人でも、接客のためのホールスタッフ(人件費)が必ず必要になる。そして当然家賃も払うよね。

大雑把に見積もっても、食材費・光熱費・人件費・家賃という固定費を払わなければ、飲食店経営で金を稼ぐことができない。

FXも同じだ。勝つ為にはエントリーしなければならない。そして、エントリーすれば必ず損切りだってある。判断を間違わないトレーダーなんていない。毎月、俺だって頻繁に判断を間違えている。間違った判断でエントリーした含み損を早期に切っているから、運良く利が乗ったポジションを可能な限り引っ張って、それまでの損失分をカバーしてもなお利益が残るのだ。

素人は、確実に勝てる相場だけをエントリーしようとする。しかし実際のところ、エントリーする前に確実に勝てる相場を見抜くことはできない。無いものを探しているから、取引数量を上げるとすぐにエントリーできなくなってしまう。上級トレーダーっていうのは、必ず勝てるわけではないが、どちらかというと勝つ可能性(優位性)があるかも!と判断したら間髪入れずにエントリーする。

エントリーする時の心構えとしては、結果が損切りになる仮説も立てておき、いくらの損失額が出るかも分かる状態にしておく。そのリスクを受け入れられるなら思い切ってエントリーすればいい。ある程度は数を撃って試行回数を増やさないと、《大数の法則》が機能しないから、当たるものも当たらなくなり機会損失になるだけ。

だから厳格な売買ルールがあって、相場の優位性を見抜く相場観が身に付いたら、その先は《回数をこなすだけ》、というのが上級トレーダーの辿り着く姿なんだ。

毎月月初の俺の考え方

今の自分自身の相場観で多目に見積もって、だいたい月15回くらいは損切りすると仮説を立てる。損切り一本当たりを10pips平均で計算すると、月トータルの損切り幅がマイナス150pipsと考えることができる。

これを今の取引数量で換算すると、オーストラリアドルで33~35万ドルくらいの損切り額になる。要するに、これが俺の毎月の固定費だ。35万ドル以上稼げば間違いなく月間収支はプラスになるわけだが、200Lotsで廻していれば35万ドルはそんなに難しいものではない。月にプラス150pips以上の利幅を獲れば良いワケだ。もしこれ以下の損切り回数で済めばラッキーだと思えばいい。利益が増えるのだから。

だからアナタも同じように考えてみてはどうだ?

今のアナタの実力から想定される損切り回数と取引数量で、仮説でもいいからアナタの毎月の固定費を計算しておこう。《損切り=経費》という考え方に辿り着けば、FXはビジネスになるぞ。

月初から想定される損切り回数の仮説を立てておけば、実際の損切りに対して寛容になれるだろう。

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