2023年9月度の成績
4勝 6敗 勝率 40.0% 合計 +634.4pips
(全通貨ペアを200.00Lotsに固定して取引)
平均利益幅 +171.5pips
平均損切幅 -8.6pips
損益比率 19.9:1
コメント
むずい。
本当に難しい相場だった。利食いって、こんなに難しいもんだったっけ?と、ボヤいたほど。
この難しい相場の原因は、露ウ戦争によるインフレで先進主要国が軒並み利上げして金利が高止まりしているから。ほんでもって日本は異次元金融緩和を継続させるもんだから、金融政策の明確な差が今の円安の流れを生んでるのね。
特にドル高が目立つ形になり、EURUSDやGBPUSDのようなドルストが売り優位になってるってワケ。これがなかなか反転しなくてね
っていうかさ。FXをかじってる人で、通貨ペアのことを“銘柄”って呼んでないか?
例えばさ、《USDJPYを買う》っていうことの意味を理解しているだろうか?
《トヨタの株を買う》のと全く意味が違うわけです。
株取引きは絶対価格で行われ、為替取引きは相対価格で行われる。
そもそも為替っていうもんは、2国間の《通貨の交換比率》が定義だからな。
例えば、USDJPY=120円 とは、
1ドルと120円が交換できるという意味での交換比率っていうこと。
例えば《USDJPY》を取引するなら、《USD》と《JPY》を分けて考える必要がある。
FRB議長が、『インフレを抑制するために、もう少し金利を上げる必要がある!』と発言し、実際に次のFOMCで利上げを行った場合、米ドル(USD)が買われることになる。基本的に金利がより高い通貨が買われるものだから。更に金利を上げるということは、通貨の供給量を絞る(減らす)ということ。数が少ないモノは価値が上がるワケだから、金利が高い米ドル(USD)は価値が高いという意味になる。
その真逆の日本はマイナス金利を何年も維持し、日銀のオペレーションによって民間銀行にはジャブジャブにカネが余っている。金利が低いし、通貨の供給量も多いから、日本円(JPY)の価値が下がってきたわけだ。
つまり、USD(↑)>JPY(↓)っていう力関係になるから、ドル円相場っていうのは買いの方が強いんだな。要するにドル高円安ってワケ。円安によって大企業の輸出業績が伸びて、政府の税収は3年連続過去最高を記録しているが、輸入に頼る中小零細企業は堪ったもんじゃない。だから政府・財務省(Z)が夜中にドル売り介入してくる。
円安基調なのは分かっているが、ちょいちょい夜中にZのドル売り介入があるから、少ない押し目買いのチャンスで何とか乗せたクロス円のロングポジションを長く保有することができない。だからと言って、売りじゃ勝てない。
だから、むずいんだな。
短期的には、今まで通りのテクニカル分析でトレードするけど、長期的な見立ては、日本または諸外国の金融政策が変わらない限り、今の円安の流れは変わらないね。Zのドル売り介入は、単なる時間稼ぎに過ぎない。
ところで、中東問題。ハマスとイスラエルの戦争。酷いもんだ。
あまりにも複雑すぎる民族紛争問題。でもオスマン帝国がアラブ地域を納めていた時代は民族紛争なんて無かった。全ての元凶は、イギリスの帝国主義だった。インドとの交易のためにオスマン帝国を分割し、スエズ運河を作った。更にアラブ地域の豊富な地下資源を狙って、イギリスはアラブ民族を騙して傀儡政権の国を作りまくり、今の国境ができた。イスラエル建国もイギリスが後押ししたが、民族紛争が勃発したら国連に丸投げてイギリスは逃げた。
何が英国紳士だよ、ポンドをブチ込んだろうか!
ところで、ないとは思うけど、もしスエズ運河が封鎖されたらインフレが再燃するんじゃないかな。
2023年の年間成績
46勝 63敗 勝率 42.2% 合計 +14,196.6pips
平均利益幅 +319.9pips
平均損切幅 -8.2pips
損益比率 38.9:1
2023年9月度のトレード内容をダウンロードできます
ダウンロード期限:2023年10月29日(日)
この記事へのコメントはありません。