年間損益比率20倍|オーストラリア・ケアンズ在住のFXトレーダー

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勝てなかった初心者時代の自分と、FX歴20年以上の今の自分との違い

読む前にワンクリックよろしく!

今から20年以上前の話。

俺がFXを始めたばかりの頃、今とは違って全く勝てなかった。タネを減らし、口座に再入金し、また減らすってのを繰り返していた。


『FXで食っていける奴なんて本当にいるのか?』って、不思議だった。


当時のトレードを思い出してみると、


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1年目
====
損切りっていう概念が無かった。全く予備知識ゼロで実戦をスタートし、まるでサイコロの半丁博打としてトレードをやっていた。仮に含み益を出してもどこで利食えばいいのか分からず、やがて含み益が含み損に変わっていた。含み損を抱えるたび、まともにチャートを見ることができず、頭から布団にもぐって何かを祈っていた。


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2年目
====
損切りと利食いのルールを構築しなければならないことを知る。FX雑誌とかパンローリングの投資本を買い漁り、手前ミソな売買ルールを作った。でも、自分の売買ルールを守り切ることができず、ルール的に切らなきゃいけないポジションを持ちっぱなしにして最後は含み益になって利食うことを経験。その後、同じことをしてポジションを塩漬けにした。『間違った勝ち方は、高利な借金になる』ことを身を持って経験。


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3年目
====
FX会社が主催するセミナーに通いまくる。当然、セミナー会場は都内。そのたび、岡山から飛行機に乗って東京に通っていた。日本のノミ業者が主催するFXセミナーなんて全く意味がないことに気付くのに、2年掛かった。本当に無駄な時間と金を使ったと感じる。ただひとつだけ良かったことは、あるセミナーで『MT4』を紹介してもらったこと。


====
5年目
====
不遇な時代が続く中、売買ルールを守り切ることができない自分の性格を考慮して、成り行きでおこなうエントリーと決済(損切り&利食い)ルールを全撤廃。エントリーと損切り、利食いをMT4のIFDを利用して感情が介入するスキのない売買ルールに変更。今のGIANT KILLINGの原型みたいな手法になった。少しずつ成績が改善したが、まだFXで生計を立てられるレベルではなかった。



つまり、FXを始めて最初の5年間はボロボロだったってこと。あの5年間は、全く光が見えない毎日を一人で悶々ともがいていた。



勝てなかった初心者時代の自分と、FX歴20年以上となる今の自分と何が違うのか、ハッキリ分かってる。



<<< 時間軸の違いだ >>>



初心者時代の俺は、5分足を中心にトレードをしていた。チャートを見立てるにしても最大で1時間足までしか見なかった。

今では通常、月足>週足>日足>4時間足でチャートを見立てて、エントリーの時だけちょこっとだけ15分足を使っている。



素人っていうのは、全ての値動きを利益に変えようとする。だから値動きの初動を捉えようとして、短期の時間軸ばかり気にするようになる。その結果、相場の大きな流れの本質を見極めることができず、小さな視野でしかチャートを見ることができない。

少し陽線が出れば飛びついて買ってみたり、陰線が3本並んだらすかさず売っちゃうみたいなね。

いわゆる、

鳥の目ではなく、虫の目になっている。

木を見て森を見ず、ってことだ。



一回だけ勝つことが目的なら、どんなやり方でも問題ない。バカでもチョンでもマグレで一回くらいは勝てる。

だが、長年相場で生き残り、財を成すほどに一貫して勝ち続けるには、虫の目ではなく『鳥の目』が必要だし、『まずは森を見て、それから木を見る』っていう見立てが必要になる。

要は、物事を小さな視野で見るのではなく、大きな視野で俯瞰しなければならない。ミクロではなく、マクロな視点で見るんだ。


ん?俺の言ってることが分かんんないか。大丈夫、俺はオマエに向けて書いてるわけではない。気にすんな。



為替レートっていうのはな、2国間の通貨の交換比率を表しているに過ぎない。あくまで相対価格であって、株式市場のような絶対価格ではない。為替市場で戦うなら、2つの視点を持たなければならないんだ。

つまりどういうことかというと、

『USDJPY』っていう金融商品はこの世の中には無い。米ドルと日本円って感じで、USDJPYを2つに分割して考えなければならないってこと。


株式市場のような、

・トヨタ自動車

・アップル

・○○銀行

みたいな、それぞれの企業業績によって株価が決まるのとは、為替レートは性質が違う。



ハッキリ言うぞ。為替レートを決めるのは、




<<< 2国間の金融政策の差だ >>>




これが、為替相場の大きな値動きの流れを作っている。

もし仮に、

米国:金融緩和

日本:金融緩和

のように、2国間に金融政策の差が無ければ、基本的に大きな流れは発生しない。月足なんかでも移動平均線に収束してトレンドを作らない。いわゆるレンジ相場とか、保合相場と言われる奴だ。

全く稼げないワケではないが、ボラティリティーがないから、取れる値幅が限定的となる。欲張りすぎると、せっかくの含み益を飛ばしてしまうことになりかねない。


逆に、

米国:金融緩和

日本:金融引き締め

となって、2国間の金融政策に差が生じれば、月足レベルで大きな流れを生む。もちろんボラもある。一撃で取れる値幅がバカでかくなる。



2022年から起きた世界的なインフレが、2024年の今、ダイナミックな転換期を迎えようとしている。日銀を含め、先進主要国中銀の金融政策に変化の兆しが見えてきた。簡単とは言わないが、面白い相場だと思う。腕があるトレーダーなら、大きくタネを増やすチャンスがやってくるはずだ。



あ、最後に一個だけ書いておこう。



一般的に、

・金利の高い通貨が買われる
・金利の安い通貨が売られる

というのが定石だ。


これは決して間違いではないが、この考え方では為替マーケットで利益を上げることはできない。

正しくは、

・金利が上がりそうな通貨が買われる
・金利が下がりそうな通貨が売られる

ってことを意識しなきゃならない。


つまり、『噂で買って事実で売れ』っていう相場格言を、実戦に落とし込む必要がある。


月足レベルの大きな時間軸はファンダメンタルズ分析、それ以下の時間軸はテクニカル分析すると、相場の見立てが劇的に良くなるぞ。


幹が、ファンダメンタルズ分析
枝葉が、テクニカル分析

と覚えておくといいだろう。


そしてチャートを見立てる優先順位は、

月足>週足>日足>4時間足

であって、常に大きな視野から小さな視野に切り替えていくように見立てるのが基本だ。



今日はちょっと難しいことを書いちまったな。意味の分かんないそこのオマエ、気にすんな!


あ、一個書き忘れたことがある。

今日の話の内容は、あくまで期待値が高い売買ルールと、大局を見極める相場観があるってことが前提だ。おそらく1000人に一人しか理解できないだろう。

どんなに陳腐なものでもいい。売買ルールを構築し、どんな時でも何があっても最後まで売買ルールを徹底することができる者に向けて書いている。

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