クワドラント(Quadrant)とは、4等分とか4分割という意味
世の中にはいろんなタイプのトレーダーが存在すると思いますが、実はシンプルな4つに分類することができます。まずは下記の図を見てください。
縦軸:チャンスに対する積極性 | |
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Aggressive | 積極的、攻撃的 |
Passive | 消極的 |
横軸:優位性の的の絞り具合 | |
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Tight | 優位性の的が小さく絞れている |
Loose | 優位性の的が小さく絞れていない |
1. Loose Aggressive
トレーダーにとって、チャンスに対してアグレッシブであることは絶対条件。リスクを恐れず果敢に挑む姿は美しいとも言えるが、優位性がルーズだとチャートを見ていると常にチャンスに見えてしまい連敗を招いてしまいます。実はLoose Aggressiveは最も大きく負けてしまうトレードスタイルと言える。だが、経験を積んで優位性をタイトに絞れば、一気にトレード成績が改善する可能性があり、ダイヤの原石とも考えられる。昔の私はこのクワドラントに属していました。
気が狂うほどたくさん失敗し、多くを失い、過去に2度も相場から退場した経験があるからこそ、何をしてはいけないのか、そしてどういう相場を狙うべきかを具体的に理解できるようになりました。
2. Tight Aggressive
優位性をタイトに絞り、尚且つ、チャンスに対してアグレッシブに攻めるトレードスタイル。タイト・アグレッシブなトレーダーは損失を最小限に抑え、大きく利益を抜き取ることができる。
すべての上級トレーダーはタイト・アグレッシブに収束していく。
3. Loose Passive
チャンスに対して消極的で、更に優位性がルーズなトレードスタイル。ほぼ勝てる見込みはないが、負ける額も少ない。極端にエントリー回数が少なく、相場に参加する意味を疑うレベル。
4. Tight Passive
優位性はタイトに絞っているが、プロスペクト理論に縛られており、利益を得ることより損失を全面回避しようとする心理が働いている状態。エントリー恐怖症またはイップスのような状態で、絶好のチャンスが来ても躊躇してエントリーできない。結果的に機会損失が多くなる。
また含み益のポジションを保有しているとそのポジション以外に意識が向かなくなり、Tight Passiveに陥ることがあります。これが機会損失の大きな原因になります。
トレーダーの成長過程において誰もが経験することであろう。じっくりと自分自身と向き合い、チャンスに対してアグレッシブになれば、一気にトレード成績が改善する可能性がある。
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