年間損益比率20倍|オーストラリア・ケアンズ在住のFXトレーダー

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【ラットレース】間違った努力は報われない

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ども。

今日はね、FXトレーダーとしての俺ではなく、FXコンサルタントとしてずっと思っていたことを書いてみる。2016年から対面スタイルからスタートしたFXコンサル業。2020年4月からはコロナの影響でオンサロンの形式を取るようになった。今まで、100人以上のトレーダーに出会ってきたよ。

コンサル生全員に対して分け隔てなく同じことを説明し、できない奴が居ても何度も同じことを繰り返し説明しながら俺なりに根気強くやってきた。それでもさ、デキないコンサル生はいくらケアしても勝てない。しかし、デキるコンサル生は大した指導もなくスイスイ勝てるようになり、月に数百万くらい当たり前のように稼ぐようになっていく。そして、必ずいつかは月に1000万以上、年間1億以上稼ぐトレーダーを育てるつもりだ。

しかし、この差はどこから来るのだろう?

と、ずっと考えていた。この答えを探るには投資本を読んでもヒントは出てこない。為替相場という勝負の世界で生き抜くヒントを人に伝えるために、他分野で勝負の世界で実際にプレーし、また優秀なプレイヤーを何人も育てた実績ある指導者の考え方に触れてみたかった。

そこで最近、AMAZONのKindle本でプロ野球の元監督、故野村克也氏の本を数冊読んだ。俺が小僧の頃はどっぷりと野球に打ち込んでいたこともあり、現役・監督合わせて60年以上日本プロ野球に携わってきた故野村氏の言葉は腑に落ちるものが多かった。

野村氏は、ヤクルト、阪神、楽天を監督としてチームを牽引し、弱小球団でものし上がって強い球団を作った実績のある方。

資金が潤沢で優れた選手を金の力で集める巨人の監督より、俺にとっては野村監督のほうがずっと魅力的な指導者だと感じる。野村氏の著書5冊を読んでみて、特に胸に刺さった本がこれだ。

努力はウソをつかない。されど、間違った努力はウソをつく。

しっかり努力して、いい結果を出したい。ちゃんと頑張って、いい仕事をしたい。そう思って頑張っているのに、どうも結果が出ない人というのが、いつの時代にも、どの世界にもいるものだ。私も長い間、野球という世界にいて、そういう選手をたくさん目にしてきた。

同じように努力をしているのに、いい結果を出す人と、悪い結果しか出せない人がいる。そういう例を数多く見てきた。いったい、それがどうしてなのか。早くその答えを自分で見つけて結果を出すのがプロフェッショナルというものである。あるいは、努力が結果に結び付かない人がいたら、その原因を客観的に見抜いて的確な指導をするのが、プロの指導者というものである。

この本の冒頭の文章を拝借したが、これと全く同じ状況の日本人FXトレーダーは5万人はいるだろう、俺の独断と偏見に満ちた推定で。相場で勝つ為に多くの本を買って読み、複数の売買手法をネットで購入しても、全く成果を出せず生活が変わらない、むしろFXをやればやるほど貧しくなっていく奴。

あん、アンタ納得したのか?、まさにオマエのことだ!自分がラットレースの真っ最中であることにも気付かないバカ。頑張ればいつかは成功できると思い込んでいるノー天気野郎。何年、いや何十年、今の仕事を続けても給料が全く上がらないことに疑問を感じない井の中の蛙

勝てないトレーダーは、その原因を自分で見つけることができない。または、指導者からの助言を受け入れていない。

俺は常々、FXで生き残って勝つ秘訣を、こう言ってきた。

確率思考 × メンタル

今まで100人以上のトレーダーを見てきたが、そのうち半分以上はダメで潰れていった。まだ対面コンサルをやっていた頃、実際に生徒に会って講義を進めていると、モノ覚えが良くてすぐに売買ルールを正確に理解できる人が何人かいた。これはもしかしたら凄いトレーダーになるかもな!と思ったトレーダーは少なくとも5人はいる。でも今現在、実際に専業トレーダーとして活躍し、毎月ガンガン稼いでいるのはこの5人以外のとレーダーだ。

記憶力が良くても悪くても、相場で勝てない人には決定的な共通点がある。それは考え方を間違えているということ。本人がいくら努力をしても、間違った努力をしているだけ。単に自己満足に浸るだけのものになっているのだ。具体的に言うとこういうことだ。

確率思考ではなく、『確実思考』になっている。相場には必勝法の『聖杯』が存在することを信じ込み、損益比率と破産確率についてどれだけ説明しても、『高勝率』を狙おうとする。

その結果、期待値の高い売買ルールで優位性のある相場でエントリーして損切りになった場合、その後エントリーできなくなっていく。そしてスルーしたエントリーチャンスほど思惑方向にブッ飛んでいくという現象を何度も目撃し、精神の崩壊、自己嫌悪に陥り、勇気を出してエントリーしたら全て損切り。

初めから全てのエントリーチャンスに反応していればトータル収支は大幅なプラスになっていたはずなのに、自分がエントリーすると芸術的に負けトレードを引いてしまう。こうして自信を失くした者が暗黒の負け組トレーダーと化してしまう。

最も最悪なのは、自分が積み上げた『機会損失』の検証さえしない。これではトレーダーとしての伸びシロがゼロだ。

何人もいるんだ、このタイプのコンサル生が。『確実に勝てると事前に分かるエントリーポイントなんてない、全部エントリーしろ!』と何度も言ってきた。もちろん、優位性のない相場も明確に伝えてきたさ。

価格を追いかけるな!

上がったら買う、下がったら売る。

この思考こそが、貧乏なヘタレトレーダーの思考だ!

本人も頭では理解したつもりでいる。でも実際に動いているリアルチャートを見ると、俺の助言などすっぽかして価格を追いかけてポンコツなエントリーを繰り返し、重要な場面ではキレイにエントリーをスルーする。

まず、今まで何度も説明してきた相場の基本中の基本をもう一度書いておく。

優位性のある相場でも、勝ちトレードと負けトレードはランダムに分布する。期待値の高い売買手法で『大数の法則』が機能するまで繰り返しエントリーすれば、経験的確率が売買手法の理論的確率に収束していく。

これが相場で生き残って勝つための、唯一の秘訣だ。平たく言うと、どんなに思案しても相場では勝ったり負けたりするもの。優位性がある相場では、悩まず選ばず全てエントリーするしかない。結果を予測して相場で勝てるようになるなら、なぜこれほどまでポンコツトレーダーで溢れ返るんだ!

相場における間違った努力とは

確実に勝てる『聖杯』を信じ、『高勝率』を狙うこと。

断言する。歴が何年あろうがこの思考に陥っている者は、いかなる売買手法、いかなるEA、いかなる指導者に助言を求めても、トレーダーとして芽が出ることはない。

相場における正しい努力とは

優位性のある相場でも、勝ちトレードと負けトレードはランダムに分布する。期待値の高い売買手法で『大数の法則』が機能するまで繰り返しエントリーすれば、経験的確率が売買手法の理論的確率に収束していく。

この事実を心から受け入れ、実践すること。不安を感じた時ほど、あえてリスクを取る。

ヘタレが安心できるエントリーチャンスに勝機はない。

成績優秀なコンサル生の現実とは、

損切り回数が明らかに多い。

同じ努力にも正しい努力と間違った努力がある。努力に結果が伴っていないのであれば、正しい努力をしていないだけだ。

『努力』>『結果』

という残念な式を、

『努力』=『結果』

という理想の式に変えるためには、努力の中身を見直してみる必要がある。

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